藤原懐子(読み)ふじわらの かいし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原懐子」の解説

藤原懐子 ふじわらの-かいし

945-975 平安時代中期,冷泉(れいぜい)天皇女御(にょうご)。
天慶(てんぎょう)8年生まれ。藤原伊尹(これただ)の娘。母は恵子女王康保(こうほう)4年(967)女御となり,天延2年従二位にすすむ。宗子内親王,尊子内親王,師貞(もろさだ)親王(花山天皇)を生んだ。天延3年4月3日死去。31歳。贈皇太后。名は「かねこ」ともよむ。

藤原懐子 ふじわらの-かねこ

ふじわらの-かいし

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤原懐子の言及

【藤原伊尹】より

…平安中期の公卿。右大臣師輔の長男。母は武蔵守藤原経邦の女盛子。18歳で叙爵,のち蔵人頭を経て960年(天徳4)参議,967年(康保4)正月権中納言となり,その後妹安子所生の冷泉・円融天皇時代にかけ,同年12月には権大納言,970年(天禄1)摂政右大臣,翌年摂政太政大臣となったが,その翌年没。諡(おくりな)は謙徳公。一条摂政という。和歌にすぐれ家集も残している。妻恵子女王(醍醐皇孫)が生んだ女懐子は冷泉女御,花山天皇母。…

※「藤原懐子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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