藤原朝忠(読み)ふじわらのあさただ

精選版 日本国語大辞典 「藤原朝忠」の意味・読み・例文・類語

ふじわら‐の‐あさただ【藤原朝忠】

  1. 平安時代歌人。三条右大臣定方の子。中納言従三位。三十六歌仙一人家集に「朝忠集」。「後撰集以下勅撰集に二一首入集。延喜一〇~康保三年(九一〇‐九六六

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原朝忠」の解説

藤原朝忠 ふじわらの-あさただ

910-967* 平安時代中期の公卿(くぎょう),歌人。
延喜(えんぎ)10年生まれ。藤原定方の5男。母は藤原山蔭の娘。従三位となり,応和3年(963)中納言土御門(つちみかど)中納言とよばれた。三十六歌仙のひとりで,笙(しょう)の名手。「後撰和歌集」以下の勅撰集に21首がはいる。康保(こうほう)3年12月2日死去。57歳。家集に「朝忠集」。
格言など】逢ふ事のたえてしなくはなかなかに人をも身をも恨みざらまし(「小倉百人一首」)

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