藤原諸姉(読み)ふじわらの もろあね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原諸姉」の解説

藤原諸姉 ふじわらの-もろあね

?-786 奈良時代女官
式家藤原良継(よしつぐ)の娘。藤原百川(ももかわ)の妻。神護景雲(じんごけいうん)3年(769)従五位下。父や夫の政治力を背景昇進,尚縫(ぬいのかみ)となり,延暦(えんりゃく)5年従三位にのぼる。娘の藤原旅子(たびこ)が桓武(かんむ)天皇夫人となった。延暦5年6月29日死去。孫の淳和(じゅんな)天皇の即位により正一位を追贈された。名は「もろね」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android