藤垈の滝(読み)ふじぬたのたき

日本歴史地名大系 「藤垈の滝」の解説

藤垈の滝
ふじぬたのたき

[現在地名]境川村大窪

藤垈南方の大窪おおくぼにある小滝。甲府盆地の南部、御坂みさか山地北端の支脈中にそびえる滝戸たきど(一二二〇・八メートル)山麓に位置する。同山に源を発し、北流して境川村の中央部を流下する境川沿いに瀬立せだて不動堂が祀られるが、当滝は堂の上方にある湧水から引水したもので、堂前に築いた石積上から落差一メートルほど落水している。堂は石造不動明王像を安置し、新羅三郎義光開基と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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