藤崎渡(読み)ふじさきわたし

日本歴史地名大系 「藤崎渡」の解説

藤崎渡
ふじさきわたし

承応二年(一六五三)津軽領道程帳(市立弘前図書館蔵)に大道筋として「津軽野村より藤崎村拾九町 一、平賀川より黒石川ノ落合藤崎渡(中略)是分一町下ニかち渡」と記されており、平賀ひらか(平川)黒石くろいし(浅瀬石川)の合流点にあり、これより下流に徒歩渡があったとする。安政四年(一八五七)には渡守として藤崎村蔵右衛門・五郎助・惣三郎・勘助・甚太郎・市兵衛の六人があげられる(岩木川物語)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android