市兵衛(読み)いちべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

市兵衛 いちべえ

1663-1734 江戸時代前期-中期の農民。
寛文3年生まれ。上総(かずさ)(千葉県)姉崎村の名主次郎兵衛の使用人。元禄(げんろく)8年罪をえて流罪となった主人の家族4人をひきとり,10年にわたり江戸の奉行所赦免嘆願。宝永2年主人の放免に成功した。享保(きょうほう)19年4月2日死去。72歳。

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精選版 日本国語大辞典の解説

いち‐べえ ‥ベヱ【市兵衛】

〘名〙
① 江戸浅草の市に集まる商人や客の称。多くはその帰りに吉原の遊郭へ立ち寄ったので、その遊客をもいう。市客(いちきゃく)
雑俳柳筥(1783‐86)一「市兵衛といふ者初会ぎりで来ず」
② (元祿時代、佐藤市兵衛が初めて栽培したところからいう) の栽培品種。発芽が早く、葉は品質がよい。近世、芝居者の間で、桑の隠語としても用いられた。

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