藤本善右衛門(読み)ふじもと ぜんえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤本善右衛門」の解説

藤本善右衛門(2) ふじもと-ぜんえもん

1815-1890 江戸後期-明治時代の養蚕家
文化12年生まれ。藤本善右衛門昌信(まさのぶ)の孫。家業養蚕業をついで,新技術導入,蚕種開発をおこなう。明治5年長野県蚕種大惣代(そうだい)。妙〓(“虫へん”に「少」)連(のちの均業社)を組織して蚕種の輸出,伝習生の養成にあたる。平田篤胤(あつたね)門にまなび,16年「聖陵図草」をあらわした。明治23年6月18日死去。76歳。信濃(しなの)(長野県)小県郡出身。号は縄葛(ときかず)。

藤本善右衛門(1) ふじもと-ぜんえもん

1773-1822 江戸時代後期の養蚕家。
安永2年生まれ。信濃(しなの)(長野県)小県(ちいさがた)郡上塩尻村の豪農。文化5年有志とはかり上野(こうずけ)(群馬県)から高山要七をまねいて糸挽(ひ)きの技術をひろめた。埴科(はにしな)郡新地村に糸市をひらくが,上田市場の反対で閉鎖。かわって松代(まつしろ)に糸市を開設した。文政5年3月26日死去。50歳。名は昌信(まさのぶ)。著作に『蚕かひの学』。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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