新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤田晴子」の解説
藤田 晴子
フジタ ハルコ*
- 職業
- ピアニスト 音楽評論家
- 専門
- 議会法,行政法
- 肩書
- 国立国会図書館専門調査員
- 生年月日
- 大正7年 2月25日
- 出生地
- 東京市(東京都)
- 学歴
- 東京大学法学部〔昭和24年〕卒
- 経歴
- 昭和5年ピアニストのレオ・シロタに師事。12年からバイオリンの鈴木鎮一、チェロの鈴木二三雄と三重奏を行う。13年毎日新聞主催の第6回音楽コンクールピアノ部門で1位になるなどピアニスト、音楽評論家として活躍。一方、戦後女性に門戸を開放した東京大学の女子学生1期生で、卒業後は東京大学法学部助手を経て、国立国会図書館に勤務。調査立法考査局政治行政室で調査研究に従事。41年課長、主幹を経て、57年専門調査員。58年退職。のち八千代国際大学教授。選挙制度審議会委員も務めた。英、独、仏、伊の4ケ国語が得意。著書に「議会制度の諸問題」「楽の音によせて」など。平成21年遺品を集めた藤田晴子記念館が岩手県八幡平に開館。
- 所属団体
- 日本公法学会,日本行政学会 明るい選挙推進協会
- 受賞
- 勲三等瑞宝章〔昭和63年〕 レコード文部大臣賞〔昭和16年〕 音コンピアノ部門第2位(第5回)〔昭和11年〕,音コンピアノ部門第1位(第6回)〔昭和13年〕
- 没年月日
- 平成13年 10月20日 (2001年)
- 家族
- 父=藤田 大良(法律学者・弁護士)
- 伝記
- 女たちの東京大学―仕事、恋、人生 才媛たちの挑戦 大下 英治 著(発行元 PHP研究所 ’93発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報