精選版 日本国語大辞典「蘆屋釜」の解説
あしや‐がま【蘆屋釜】
〘名〙 鎌倉時代から桃山時代に筑前(福岡県)遠賀川河口の芦屋で作られた茶釜。また、その意匠を写した釜。真形(しんなり)型が多く、なめらかな地と、浮き出しにした山水などの和風の図が特徴。古い上作を古蘆屋といい珍重する。あしや。

※看聞御記‐嘉吉三年(1443)正月二二日「一慶和尚参。対面。蘆屋釜一、蝋燭十廷被レ進」
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