虎頭山(読み)とうらじやま

日本歴史地名大系 「虎頭山」の解説

虎頭山
とうらじやま

首里城跡の北およそ八〇〇メートルの所にあり、北西から南東方向に走る断層に沿う琉球石灰岩からなる石灰岩堤の尾根状の高まりをいう。虎瀬山、あるいは虎山とも表記される。首里の風水で、白虎にあたる地脈に由来する命名。トゥラジとよぶ。琉球王国時代「虎山松濤」として首里八景の一つに数えられ、さらに「磯ならで波立ちくるとおどろけば虎やま松にあらし吹く也」(「首里八景」八重山博物館所蔵資料)和歌にも詠まれるなど景勝の地であった。王国時代に各地から首里に集住させられた按司たちは、当山と首里城との間などに居を構えたともいわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む