虚仮威(読み)こけおどし

精選版 日本国語大辞典 「虚仮威」の意味・読み・例文・類語

こけ‐おどし【虚仮威】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こけ」は接頭語 ) 見せかけだけで中身のない手段方法でのおどし。見えすいたおどし。また、実質はないのにちょっと見ると圧倒されるほど立派に見えるものの外見や、そう見せることをいう。こけおどかし。
    1. [初出の実例]「鬼王反を打て武士を馬鹿にしたと、きめ付て取替たる故、虚化威(コケオドシ)の鎧とも申す」(出典談義本・当風辻談義(1753)五)
    2. 「他見(みせかけ)第一口先暗愚驚(コケオド)しの若衆」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)初)

こけ‐おどかし【虚仮威】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =こけおどし(虚仮威)
    1. [初出の実例]「技術上の成功無くば折角の画室も〈略〉こけおどかしに終り可申候」(出典:消息(1899‐1900)〈正岡子規〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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