蛍光板(読み)ケイコウバン

デジタル大辞泉 「蛍光板」の意味・読み・例文・類語

けいこう‐ばん〔ケイクワウ‐〕【蛍光板】

蛍光体を塗った板。紫外線X線電子線などの放射線を当てると蛍光を発するので、放射線の有無・強さなどを調べるのに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「蛍光板」の意味・読み・例文・類語

けいこう‐ばんケイクヮウ‥【蛍光板】

  1. 〘 名詞 〙 蛍光物質を塗布した板。板上に、物体を透過した電子線、X線などの放射線の影絵をつくり、物体内部の状態などを観察するのに用いる。人体の内部疾患の観察に用いる医療用蛍光板のほか、電子顕微鏡用蛍光板、赤外線用蛍光板などがある。

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百科事典マイペディア 「蛍光板」の意味・わかりやすい解説

蛍光板【けいこうばん】

蛍光スクリーンとも。紫外線X線や,電子線α線等の放射線が当たると可視蛍光を放つ板。用途により種々の蛍光体を用いる。X線透視用には銀で付活した硫化亜鉛,撮影用にはタングステン酸カルシウムを用いる。テレビジョン用には硫化物系結晶蛍光体,レーダー用には下層は銅,上層は銀で付活した硫化亜鉛が使われる。
→関連項目ルミネセンス

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