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硫化亜鉛 りゅうかあえん zinc sulfide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫化亜鉛
りゅうかあえん
zinc sulfide

化学式 ZnS 。天然には閃亜鉛鉱として産出し,重要な亜鉛の資源鉱物となっている。純度の高い単結晶は無色透明で,粉末は白色ないし灰色,または黄色。水分を含むときは空気中で徐々に酸化され,硫酸亜鉛となる。

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デジタル大辞泉の解説

りゅうか‐あえん〔リウクワ‐〕【硫化亜鉛】

亜鉛の硫化物。白色の固体。天然には閃(せん)亜鉛鉱として産する。白色顔料蛍光体などに使用。化学式ZnS

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百科事典マイペディアの解説

硫化亜鉛【りゅうかあえん】

化学式はZnS。白色無定形粉末または結晶。結晶には,α(ウルツ鉱型,比重4.06),β(セン亜鉛鉱型,比重4.102)の2型があり,1020℃以上の高温ではα型が安定。

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世界大百科事典 第2版の解説

りゅうかあえん【硫化亜鉛 zinc sulfide】

化学式ZnS。2種の結晶形を有するが,それぞれ天然に産し,またその結晶構造を代表する名称となっている。転移点は1020℃で,低温形が立方晶セン亜鉛鉱型,高温形が六方晶ウルツ鉱型である。立方晶はセン亜鉛鉱として天然に産する。硫黄原子が六方最密パッキングをしているとみなされる。格子定数a=5.4093Å(26℃)。Zn,Sともに相手の原子が正四面体配位をしている。Zn―S原子間距離は2.36Å。白色,比重4.08,屈折率2.368。

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大辞林 第三版の解説

りゅうかあえん【硫化亜鉛】

亜鉛塩水溶液に硫化アンモニウムを加えると沈殿する白色粉末または結晶。化学式 ZnS 天然には閃亜鉛鉱などとして産出。白色顔料の原料。また、ラジウムなどを加えて蛍光体に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫化亜鉛
りゅうかあえん
zinc sulfide

亜鉛の硫化物。天然には閃(せん)亜鉛鉱として、またまれにウルツ鉱として産する。硫酸亜鉛水溶液に硫化アンモニウムを加えるか、酢酸酸性亜鉛塩水溶液に硫化水素を通ずると沈殿する。無色の粉末。結晶は2変態があり、低温型(β(ベータ)型)が閃亜鉛鉱型構造で、結合間隔Zn-S 2.35オングストローム、高温型(α(アルファ)型)がウルツ鉱型構造で、結合間隔Zn-S 2.36オングストローム。これらの間の転移温度は1020℃。水にほとんど不溶。新しくつくった沈殿は希無機酸によく溶けるが、古いものは溶けにくくなる。硫化水素を含む水で長時間処理するとコロイドとなって分散する。水を含んだ状態では空気中で徐々に酸化されて硫酸亜鉛を生ずるが、灼熱(しゃくねつ)乾燥すると空気中で安定。
 人工でつくったものは粒子が細かく白色顔料として用いられる。とくに硫酸バリウムと混ぜリトポンとしてペンキ、リノリウム、ゴムなどに広く用いられる。また硫化亜鉛に微量のラジウムを加えて広く蛍光体として用いられる。[中原勝儼]

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