最新 地学事典 「蛍石鉱床」の解説
ほたるいしこうしょう
蛍石鉱床
fluorite deposit
蛍石の鉱床にはカーボナタイト,スカルン,熱水交代,鉱脈鉱床などがある。石灰岩を母岩として珪長質火成岩に伴い,層状,塊状,脈状をなす。またはカーボナタイト,アルカリ岩に伴い脈状,網状鉱床。鉱石はCaF2 60%以上で,フッ酸製造(97%以上),セラミックス(96〜85%),鉄製錬(>60%)用に区分。世界の2021年生産量は860万t。主産国は中国,メキシコ,モンゴル。日本では岐阜県平岩,笹洞鉱山が国内生産量の約80%を産出,他に新潟県五十島,広島県三原などがあったが,1972年にすべて終掘。
執筆者:平野 英雄・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

