蛎塚新田
かきづかしんでん
[現在地名]桑名市蛎塚新田
現桑名市の北部にあり、西汰上村の西北に位置する。南北に美濃街道が通る。西半分は丘陵地で、東半分が平地。集落は丘陵地にある。地中に多くの貝殻層が堆積しているので、地名になった(桑名郡志)。「三国地志」「五鈴遺響」には柿塚とも記されている。開発年月は不詳。慶安郷帳(明大刑博蔵)にはみえず、元禄郷帳では「下深谷部村枝郷」とある。案内雑書(西尾市岩瀬文庫蔵)には家数四一、人数二〇五、馬一三とあり、県大明神がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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