蛸の枕(読み)タコノマクラ

デジタル大辞泉 「蛸の枕」の意味・読み・例文・類語

たこ‐の‐まくら【×蛸の枕/海燕】

タコノマクラ科のウニ。体は楕円形で平たく、長径12センチくらい。褐色背面五つの花びら状の模様があり、とげはごく短い。本州中部以南の浅海の砂泥底にすむ。

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精選版 日本国語大辞典 「蛸の枕」の意味・読み・例文・類語

たこ‐の‐まくら【蛸枕・海燕】

  1. 〘 名詞 〙 タコノマクラ科の棘皮(きょくひ)動物。房総半島以南、九州までの浅海の礫底にすむ。ウニ類一種だが、平たく、とげは短くざらざらする。殻は長径約一一センチメートルの楕円形でやや角ばる。下面中央にある口の部分はへこみ、上面には五つの花弁状の紋がある。生時は褐色を呈するが空気中に放置すると緑色になる。利用価値はない。タコが枕にして寝るだろうという想像からの名という。たこまくら。たこのえんざ。まんじゅうがい。てんぐのつめがい。〔訓蒙図彙(1666)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蛸の枕」の解説

蛸の枕 (タコノマクラ)

学名Clypeaster japonicus
動物。タコノマクラ科のウニ

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