蛸足(読み)タコアシ

デジタル大辞泉 「蛸足」の意味・読み・例文・類語

たこ‐あし【×蛸足】

器物などの足で、蛸の足のような形をしたもの。
1か所からいくつかに分かれて出ていること。「蛸足配線

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精選版 日本国語大辞典 「蛸足」の意味・読み・例文・類語

たこ‐の‐あし【蛸足】

  1. 〘 名詞 〙 ベンケイソウ科ユキノシタ科とすることもある)の多年草本州、四国、九州の河原などの湿地に生える。茎は黄赤色で直立し、高さ三〇~七〇センチメートル。葉は互生し長さ五~八センチメートルの披針形両端に長く尖り、縁に細鋸歯がある。夏、茎頂に黄白色の小さな五弁花を総状につけた数本の枝を束生する。花軸がタコの足状につくことからこの名がある。漢名に扯根菜を当てるが誤用。さわしおん。〔物品識名拾遺(1825)〕

たこ‐あし【蛸足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 器物などの足を蛸の足に似た形としたもの。
    1. [初出の実例]「蛸足(タコアシ)蝋燭立を直し、火をとぼし」(出典:歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)五立)
  3. 配線などがいくつもに分かれていること。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蛸足」の解説

蛸足 (タコノアシ)

学名Penthorum chinense
植物。ユキノシタ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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