日本歴史地名大系 「蟻尾城跡」の解説
蟻尾城跡
ありおじようあと
標高約一八〇メートルの蟻尾山上に築かれた山城で、在尾・有尾などとも記される。
文正元年(一四六六)大村家徳が千葉氏に対する防衛のため築いた(肥前旧事)。蟻尾山の最高所を削平して城砦を構え、南北の両側は天然の断崖で守り、東が登城口となっていたと推定される。この登城口は急坂となり、左右に空堀が設けられている。この空堀のすぐ上が一段と高くなっており、西側は平坦な尾根続きとなっている。
この最高所は現在、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報