蟻植物(読み)アリショクブツ

デジタル大辞泉 「蟻植物」の意味・読み・例文・類語

あり‐しょくぶつ【×蟻植物】

アリ共生関係にある植物。茎内部の空洞にアリをすまわせ、害虫から身を守る。アリノストリデアリノスアカシアなどで、南アメリカ東南アジアに多くみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「蟻植物」の意味・読み・例文・類語

あり‐しょくぶつ【蟻植物】

  1. 〘 名詞 〙 アリと共生関係を持つ植物。食物住居をアリに与え、アリに害虫を駆除してもらう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蟻植物」の意味・わかりやすい解説

蟻植物
ありしょくぶつ
myrmecophyte; ant plant

アリ類がすみついて,一種の共生をしている植物。アリは植物から食物とすみかを受け,植物はアリによって害虫を防ぐことができるとされる。熱帯に多く,ジャワ島のアリノストリデ (アカネ科) の場合には,植物体の一部がトンネル状に乾いてアリの巣となる。南米産のものとしてアリノスノキ,アリノスアカシア (マメ科) なども知られる。

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