蠡測(読み)れいそく

精選版 日本国語大辞典 「蠡測」の意味・読み・例文・類語

れい‐そく【蠡測】

  1. 〘 名詞 〙 ( 東方朔の「答客難」の「以筦窺天、以蠡測海」による ) 法螺貝(ほらがい)海水を汲んで、はかること。転じて、小知で大事を測ること。見識の狭いこと。また、事を成し得ないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「然以蠡測焉理之不粋也」(出典:惺窩文集(1627頃)三・寄林三郎)
    2. [その他の文献]〔李商隠‐詠懐寄秘閣旧僚詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蠡測」の読み・字形・画数・意味

【蠡測】れいそく

蠡酌。〔漢書、東方朔伝〕(客難に答ふ)語に曰く、(くわん)(管)を以て天を(うかが)ひ、蠡を以てを測り、(てい)(わら)を以て(つ)くと。豈に能く其の條貫をじ、其の理を考へ、其の聲を發せんや。

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