デジタル大辞泉 「小知」の意味・読み・例文・類語 しょう‐ち〔セウ‐〕【小知】 少しの知行。わずかな扶持ふち。「昔は―も取れる者なりしが」〈浮・武家義理・五〉 しょう‐ち〔セウ‐〕【小知/小×智】 少しばかりの知恵。あさはかな知恵。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「小知」の意味・読み・例文・類語 しょう‐ちセウ‥【小知・小智】 〘 名詞 〙① 少しばかりの知恵。あさはかな知恵。わずかな才知。[初出の実例]「述曰、宋栄忘レ有、禦寇得レ仙、大智也。五等殊レ方、諸侯就レ事、小智也」(出典:菅家文草(900頃)四・小知章)「みな重欲慢心の中より生ずる小智の態(わざ)なり」(出典:鎌倉北条九代記(1675)七)[その他の文献]〔淮南子‐主術訓〕② 聖徳太子が定めた冠位十二階の一つ。大智の次位で第一二番目の位。[初出の実例]「始めて冠位(かうぶりのくらゐ)を行ふ。大徳。小徳〈略〉大智。小智。并(あはせ)て十二階(としなあまりふたしな)」(出典:日本書紀(720)推古一一年一二月) しょう‐ちセウ‥【小知】 〘 名詞 〙 少しの知行。わずかな扶持。[初出の実例]「一分は男自慢の花ざかり〈一鐵〉 小知をすてて帰る雁金〈志計〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「小知」の読み・字形・画数・意味 【小知】しよう(せう)ち こざかしい知。〔荘子、外物〕小知を去れば大知らかに、善を去れば自(おのづか)ら善なり。字通「小」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報