血清肝炎(読み)ケッセイカンエン

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「血清肝炎」の意味・読み・例文・類語

けっせい‐かんえん【血清肝炎】

  1. 〘 名詞 〙 ウイルス性肝炎一つ。主として輸血または注射針によって感染する。経口感染を主とするA型と異なり、潜伏期が一~六か月と長く、また重症となることが少なくない。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「血清肝炎」の意味・わかりやすい解説

血清肝炎
けっせいかんえん

B型ウイルス肝炎のことで、輸血、注射器などによる血清肝炎ウイルス(のちにB型肝炎ウイルスと確認された)の感染によって発症するものと考えられていた。

[編集部]

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改訂新版 世界大百科事典 「血清肝炎」の意味・わかりやすい解説

血清肝炎 (けっせいかんえん)

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世界大百科事典(旧版)内の血清肝炎の言及

【肝炎】より

…肝炎の感染形式には,流行によるもの,輸血によるもの,散発的なものがある。流行性肝炎はA型肝炎のみにみられ,輸血後肝炎(いわゆる血清肝炎)にはA型肝炎はなく,B型肝炎が10%,残りの80~90%がC型肝炎である。散発性肝炎は,A型が約20%,B型が約20%,残りがC型である。…

※「血清肝炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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