衆多(読み)シュウタ

デジタル大辞泉 「衆多」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐た【衆多】

数の多いこと。多数。あまた。
「―の児童は皆々帰り去りける」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「衆多」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐た【衆多】

  1. 〘 名詞 〙しゅうた(衆多)
    1. [初出の実例]「長者、おほきにとみて、庫蔵、衆多(シュタ)(〈注〉ヲヲカリ)なり」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二)
    2. 「日本の主にてましますが、しゅたの宝をふりすてて」(出典:叢書本謡曲・浦上(室町末))

しゅう‐た【衆多】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 数や量の多いこと。また、そのさま。たくさん。あまた。しゅた。
    1. [初出の実例]「頭中将小舎人童行事後乗之者太以衆多也」(出典:明衡往来(11C中か)上本)
    2. [その他の文献]〔史記‐鄒陽伝〕

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普及版 字通 「衆多」の読み・字形・画数・意味

【衆多】しゆうた

多数。魏・陳琳〔呉の将校部曲に檄する文〕夫(か)の甘言誘せられ、小惠を懷寶(くわいはう)し、且(かうしょ)に泥滯(でいたい)し、沒するも覺らず、波に隨つて漂し、(へう)とに滅する(ごと)き、亦た甚だ衆多なり。吉凶得失、豈に哀しからずや。

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