行戻り(読み)ユキモドリ

精選版 日本国語大辞典 「行戻り」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐もどり【行戻・往戻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 行くことと戻ること。行ったり戻ったりすること。また、行く時と戻る時。行き帰り。往復。いきもどり。
    1. [初出の実例]「使の早川彌三左衛門、ゆきもとりともに、鉄砲手、二ケ所負申候」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三五)
  3. 嫁に行って戻った女。出戻りの女。でもどり。
    1. [初出の実例]「行戻り和尚大屋へおとつれる」(出典:雑俳・柳多留‐六(1771))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android