衝重ね(読み)ツイガサネ

デジタル大辞泉 「衝重ね」の意味・読み・例文・類語

つい‐がさね【衝重ね】

《「つきがさね」の音変化》供物くもつ食器をのせるのに用いる、ヒノキ製のぜん一種折敷おしきに四角の台をつけたもの。ふつう、白木でつくり、台の三方に穴をあけたものを三方さんぼう四方にあけたものを四方、穴のないものを供饗くぎょうという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

食器・調理器具がわかる辞典 「衝重ね」の解説

ついがさね【衝重ね】

神仏に捧げる供物や食器をのせるのに用いる膳(ぜん)の一種で、檜(ひのき)製の白木の折敷(おしき)の下に台を取り付けたもの。◇台の三面刳形(くりかた)(穴)をあけたものを「三方」、四面にあけたものを「四方(しほう)」、刳形のないものを「供饗(くぎょう)」という。「つきがさね」の音が変化したもの。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

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