衣掛山(読み)キヌカケヤマ

デジタル大辞泉 「衣掛山」の意味・読み・例文・類語

きぬかけ‐やま【衣掛山】

京都市にある衣笠山きぬがさやま異称宇多法皇が夏に雪景色を所望して、この山に白衣をかけさせたところからの名という。

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関連語 実例 絹綿 初出

精選版 日本国語大辞典 「衣掛山」の意味・読み・例文・類語

きぬがけ‐やま【衣掛山】

  1. 京都市の市街地の北西方にある衣笠山のこと。寛平法皇宇多天皇)が炎天深雪風景をながめたいと思い、この山に白絹をかけさせたため、この異名があるという。絹掛山。衣懸山。衣笠山。
    1. [初出の実例]「絹綿爰に持ちつとひて、さながら衣掛(キヌカケ)山を我宿に見し事ぞかし」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)一)

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