表面ポテンシャル(読み)ひょうめんポテンシャル(その他表記)surface potential

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「表面ポテンシャル」の意味・わかりやすい解説

表面ポテンシャル
ひょうめんポテンシャル
surface potential

(1) 固体または液体と空気との境界面にできる電位差。たとえば金属電解質などの導体において電子は熱運動により絶えず表面からわずかに外に飛出しては戻っているから,表面の外側は負,内側は正の電気二重層ができて外側は内部より電位が低い。この両側の電位差を表面ポテンシャルという。 (2) 半導体の表面と内部における電子に対するポテンシャルの差。他の物質との接触によって,表面に電気二重層ができるために生じる。整流作用の原因になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む