袖にする(読み)ソデニスル

デジタル大辞泉 「袖にする」の意味・読み・例文・類語

そでに◦する

親しくしていた人をないがしろにする。冷淡にあしらう。「恋人を―◦する」
[類語]無視黙殺度外視軽視過小評価かろんずる差し置くはなも引っ掛けない目もくれない尻目にかける眼中に無い歯牙にもかけない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖にする」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 に する

  1. その物事を重んじないで、疎略にする。おろそかにする。また、人を冷淡にあしらい、邪魔者あつかいにする。のけものにする。袖になす。
    1. [初出の実例]「吾おやを不孝そでにして人のおやをねんごろにするやうな者あり」(出典:玉塵抄(1563)二四)
  2. 袖に入れる。携帯する。
    1. [初出の実例]「此人が詩を袖にして来たを見たれば」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一一)

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