日本歴史地名大系 「裏新町」の解説 裏新町うらしんまち 茨城県:水戸市水戸城下下町裏新町[現在地名]水戸市城東(じようとう)四―五丁目西は細谷(ほそたに)町。浮草(うきくさ)町から南へ向かい新蔵に達する町。一名下細や町、また新蔵前(しんくらまえ)ともいう。もとは通(とおり)十町目から北方に出る道路で細谷通町といったが、元禄三年(一六九〇)に元横山角兵衛脇より林甚衛門前までを裏新町と名付けた。寛永二年(一六二五)海老窪(えびくぼ)にあった舟渡しが当地に移され、対岸枝川(えだかわ)村(現勝田市)へ渡った。 裏新町うらしんまち 滋賀県:彦根市彦根城下裏新町[現在地名]彦根市船町(ふなまち)北新(きたしん)町とも。外舟(そとふな)町の西方にある両側町で、北に大洞(おおほら)通が延びる。元禄八年大洞弁天寄進帳に町名がみえ、軒数八七のうち借家五六、男九七・女一三五(ほか下人二)、米屋が町代を勤め、横目も一人。安永七年(一七七八)の万留書(彦根市史)では町代・横目二軒ほか年貢地五八軒。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by