精選版 日本国語大辞典 「裏星科」の意味・読み・例文・類語 うらぼし‐か‥クヮ【裏星科】 〘 名詞 〙 シダ植物の科名。胞子嚢(ほうしのう)の環帯は垂直で完全な環にならない。葉は単葉から羽状に分裂した複葉まで多様化している。葉の裏面または葉の縁に胞子嚢を生じる。世界の熱帯を中心に約八〇〇〇種類が知られ、日本には約三〇〇種類ある。茎や葉とそれらの付属体にみられる性質の違いに基づいて、本科をワラビ科、イノモトソウ科、オシダ科、チャセンシダ科などのように、さらにいくつかの科に細分する分類体系も広く用いられる。狭義のウラボシ科には、エゾデンダ、アオネカズラ、ノキシノブ、マメヅタ、イワヒトデ、サジラン、ヒトツバ、イワオモダカなど、日本に約四〇種がある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例