ふくはいしゃ
複背斜
anticlinorium
大構造的にみて大規模な背斜をなすが,それ自身は多くの褶曲の集合体である場合を指す。地背斜(geanticline)と同義に用いられたこともある(J.D.Dana, 1873)。ふつう複背斜を構成する単位褶曲の軸は主要褶曲軸に平行に近い。小褶曲系は大構造としての背斜と同時に形成されたとみなされることもあるし,後期に重複して生じたとされることもある。後者の場合にも,小褶曲は主要構造に支配されていることが多い(C.M.Nevin, 1949)。
執筆者:小島 丈児
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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複背斜
褶曲が集まって全体としてさらに大きい波長の褶曲を作り,褶曲波面が背斜を作る場合に複背斜という[木村ほか : 1973].大規模の複合的な背斜で,小さな褶曲が重複したもの.軸面は構造の上に扇のように広がる.一般にこの褶曲は既存の地向斜地域で起こり,この語を用いたデーナはこれらの構造は地背斜(geoanticline)で起こるものに限定した[Dana : 1873].地向斜の外側の地殻の大きな地域に影響する変形である[Peach & Horne : 1899, Aubouin : 1965].pseudosynclinalエンドクライン(endocline),扇状構造(fan structure)などは同義[Lapworth : 1889].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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