地向斜・造山運動論に基づいて考えられたもので、細長い堆積(たいせき)区の地向斜に対応する地帯として、変動する幅広い隆起帯のことをいう。地向斜と同程度の地域的広がりをもち、地向斜に隣り合うか、または地向斜と地向斜の間に位置する。地向斜にもたらされる膨大な量の砕屑(さいせつ)物は、地背斜が侵食区となってここから運ばれたものとされる。フランスのオーボワンJ. Aubouinが1965年に発表したところによると、ユー地向斜とミオ地向斜が配列するとき、両者の間に位置するものをミオ地背斜隆起とよび、ユー地向斜を隔てた反対側に位置するものをユー地背斜隆起とよんで区別される。
地背斜という用語は、プレートテクトニクス説の登場によって、地向斜という言葉が使われなくなったのに伴い、現在では使われていない。
[村田明広]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
geanticline
地殻の広い上昇部をいう。J.D.Dana(1873)が山脈の成因に関し,地球の冷却による収縮の結果,地殻に上昇部(geanticlinal)と下降部(geosynclinal)が生じて,ともに別個の山脈をつくるとしたのに始まり,地背斜(geanticline)の語は1875年に用いられた。地向斜に比べてその後定義は明確にされていないが,地背斜は,地向斜に隣り合った隆起部,あるいは複地向斜内に生じた隆起部など,地向斜に砕屑物を供給するような広い隆起地域一般に用いられた。
執筆者:清水 大吉郎
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