西シベリア平野(読み)にししべりあへいや(その他表記)Западно‐Сибирская Равнина/Zapadno-Sibirskaya Ravnina

日本大百科全書(ニッポニカ) 「西シベリア平野」の意味・わかりやすい解説

西シベリア平野
にししべりあへいや
Западно‐Сибирская Равнина/Zapadno-Sibirskaya Ravnina

ロシア連邦中部、西シベリアにある世界有数の大平野。東のエニセイ川と西のウラル山脈との間の東西約1000~1900キロメートル、北の北極海から南のカザフ台地およびアルタイ山地までの間の南北約2500キロメートルにかけて広がる。面積は約260万平方キロメートル。大部分オビ川流域に属し、標高はほとんど200メートル以下で、湖や湿地が多く、きわめて低平である。北部はツンドラ(永久凍土帯)、中部はタイガ(針葉樹林帯)に属す。また南部はステップ(短草草原)で黒土が広がり、小麦トウモロコシなどが栽培される。ノボシビルスクトムスクオムスクなど、主要都市のほとんどは南部にある。石油天然ガスなどの地下資源が豊富である。

[熊木洋太]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む