世界遺産詳解 の解説 にしノルウェーフィヨルドぐんガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド【西ノルウェーフィヨルド群-ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド】 2005年に登録された世界遺産(自然遺産)で、ノルウェーの西海岸に約500km続くフィヨルド地帯のうちの、2つのフィヨルド。フィヨルドは、氷河に削られた大地の跡に海水が入り込んでできた深い湾のこと。ガイランゲルフィヨルドはS字形で全長約16km、水深は最も深いところで500mあり、両岸は切り立った山々で、落差のある滝が何本も流れ落ちる荒々しい景観をもつ。ネーロイフィヨルドは全長17km、幅約250mの狭いフィヨルドで、山頂に氷河を頂く1400m級の峰々に囲まれている。この2つは、地球上で最も美しい典型的な形のフィヨルドとされる。深い断崖から落ちる無数の滝と川、氷河湖、針葉樹林が織りなす風景は類い稀な美しさを見せるなど、こうした自然美と地形的特性が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はWest Norwegian Fjords - Geirangerfjord and Nærøyfjord 出典 講談社世界遺産詳解について 情報