日本歴史地名大系 「西住村」の解説 西住村さいじゆうむら 石川県:江沼郡山中町西住村[現在地名]山中町西住町杉(すぎ)ノ水(みず)川の中流域にあり、上流約二〇〇メートルに杉水(すぎのみず)村がある。西行の同行で「山家集」にもみえる西住の終焉の地とする説があり(加賀志徴)、弘化二年(一八四五)奥村永世が記した「藩国見聞録」にも「昔西行法師弟子西住坊といふ法師住みける屋鋪址あり」とみえる。正保郷帳によると高一一石余、田方三反余・畑方五反余、物成高四石余。「江沼志稿」でも高一〇石余で、小物成も山役七匁余にすぎず、家数一〇・人数五〇。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報