西大沢村(読み)にしおおそうむら

日本歴史地名大系 「西大沢村」の解説

西大沢村
にしおおそうむら

[現在地名]吉川町大沢

安場やすば村の西、美嚢みの川上流右岸の丘陵地に位置し、南は南大沢村。慶長国絵図に村名がみえる。初め姫路藩領、元和三年(一六一七)明石藩領となり(正保郷帳・「寛文朱印留」など)、正徳二年(一七一二)以降は明石藩領と下野壬生藩領の相給となったとみられる(「寛政重修諸家譜」、享保二年「徳川吉宗領知朱印状」大島家文書など)


西大沢村
にしおおさわむら

[現在地名]大沢野町西大沢

大沢野中位段丘南寄りに位置し、北は高内たかうち村、南は下タ林したばやし村、西は稲代いなしろ村。富山藩領。慶応三年(一八六七)大沢野用水の開削事業が開始され、明治元年(一八六八)に完通。富山藩は同三年に入植希望者を募り、三〇〇戸を西大沢ほか八ヵ所に分住させ開墾に着手した(大沢野町誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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