西大輪村(読み)にしおおわむら

日本歴史地名大系 「西大輪村」の解説

西大輪村
にしおおわむら

[現在地名]鷲宮町西大輪・鷲宮五丁目・桜田さくらだ

鷲ノ宮村南東久本寺くほんじ村の東方にある。天文二三年(一五五四)一二月二四日の足利梅千代王丸印判状(野田文書)に「大輪」とみえ、古河公方義氏が重臣の野田左衛門大夫に御料所とされる当地を宛行っている。もと東大輪と併せ大輪と称していたことが知られるが、その西端は利根川の旧流路筋で、古くから奥州道の渡場でかすみヶ関という関所が設けられていた。対岸が鷲ノ宮であるため鷲ノ宮関所とも称された(「萱氏系図」鷲宮神社文書)。田園簿に村名がみえ、田高四五二石余・畑高四六七石余で、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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