西広上村(読み)にしひろかみむら

日本歴史地名大系 「西広上村」の解説

西広上村
にしひろかみむら

[現在地名]高岡市西広上

庄川左岸、東藤平蔵ひがしとうへいぞう村の東方に位置。中世には西広上と東広上(現大門町)を合せて広上と称していた(大門町の→東広上村。一六世紀初期の庄川洪水により西側を流れていた流路が広上の中央を通り、東西に分立したと伝える。慶長九年(一六〇四)有賀左京(直治カ)が当村と東広上村の蔵米代官となっており、両村はすでに独立していた(「前田利長判物」有賀家文書)正保郷帳では高四六七石余、田方三〇町一反余・畑方一町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android