日本歴史地名大系 「西瀬新田」の解説 西瀬新田にしぜしんでん 静岡県：磐田市西瀬新田[現在地名]磐田市鳥之瀬（とりのせ）・今之浦（いまのうら）今之浦川上流東岸にあり、東は西貝塚（にしかいづか）村、東は二之宮（にのみや）村。地内は標高の低い今之浦・大（おお）池低湿地に属する。豊田（とよだ）郡に属する。近世初期貝塚村の地頭大久保七郎右衛門が開発した新田であるが、徳川家康は見付（みつけ）町衆が奉公に励んだことの賞として畑のみで田のない見付へこの新田を付与し、大久保氏に替地を与えたという（延宝二年「見付町田畑定納由緒書上控」成瀬家文書）。慶長九年（一六〇四）の検地で高二九七石余が縄入れとなり（同書上控）、反別は田二七町五反余・畑三町三反余（元禄五年「万見付宿覚書帳面」磐田市教育委員会蔵）。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
