西赤江村(読み)にしあかえむら

日本歴史地名大系 「西赤江村」の解説

西赤江村
にしあかえむら

[現在地名]安来市西赤江町

荒島あらしま村・久白くじら村の東に位置し、東方を田頼たより川が流れる。仲仙寺ちゆうせんじ墳墓群・宮山みややま墳墓群など遺跡・古墳の集中地帯である。北方に東赤江村があり、両村一帯に中世には赤江郷が成立していた。正保国絵図には赤江村一村が記されるが、正保五年(一六四八)の東赤江村の検地帳があるので、この頃実態としては東西に分立していたとみられる。元禄十年出雲国郷帳では赤江村一村で高付されているが、「雲陽大数録」には西赤江村がみえ高四七〇石。「郡村誌」によると田五五町三反余・畑三町九反余・宅地二町五反余・山林二一町五反余、戸数七〇・人数二八九、牛四。民業は農六七・工二・商一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android