見せばや(読み)ミセバヤ

デジタル大辞泉 「見せばや」の意味・読み・例文・類語

みせ‐ばや【見せばや】

ベンケイソウ科多年草。岩上に生え、根茎から多数の茎が出て垂れ下がる。葉は多肉質円形、3枚ずつ輪生。10月ごろ、茎の先に、淡紅色小花球状に集まって咲く。小豆島での自生が知られ、観賞用にされる。たまのお。 秋》

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「見せばや」の意味・読み・例文・類語

みせ‐ばや【見ばや】

  1. 〘 名詞 〙 ベンケイソウ科の多年草。小豆島の寒霞渓に野生し、観賞用に広く栽培される。一株から多数の枝を出し先で垂れ下がる。長さ三〇センチメートルに達する。葉は扇状円形で基部は細く縁にかすかな鋸歯(きょし)があり、肉質で厚く、一節に三枚ずつ輪生する。夏から秋にかけ、茎頭に淡紅色の小さな五弁花が球状に多数集まって咲く。花が美しいことから「たれに見せばや」の意でこの名がある。たまのお。みせばやそう。《 季語・秋 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「見せばや」の解説

見せばや (ミセバヤ)

学名Hylotelephium sieboldii
植物。ベンケイソウ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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