精選版 日本国語大辞典 「見隠」の意味・読み・例文・類語 み‐かくし【見隠】 〘 名詞 〙① 見ながら見ないふりをすること。また、知っていながら隠すこと。[初出の実例]「如レ此悪党不レ可二見隠聞隠一之旨、雖レ被レ召二起請文於御家人等一」(出典:船橋宣賢式目抄‐寛元三年(1245))② 窓などの前をおおって家の内部が見えないようにしたもの。目隠。[初出の実例]「材 キヲ モトメテ マヱニ ミカクシヲ セイ」(出典:交隣須知(18C中か)二)③ 葬式または仮葬。死者や葬儀に列する近親者の額につける三角の紙冠をいう地方もある。 みえ‐がくれ【見隠】 〘 名詞 〙 ( 「みえかくれ」とも )① 見えたり隠れたりすること。[初出の実例]「秋霧のはれてくもればをみなへし花のすがたぞみえかくれする〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇一八)② 建築の部材の隠れて見えない所。[初出の実例]「見隠」(出典:紙上蜃気(1758)) み‐がくれ【見隠】 〘 名詞 〙 姿が見えたり隠れたりすること。みえがくれ。[初出の実例]「さまをやつして、みかくれみかくれに行之間、北山の奥をはるはると分入て」(出典:古事談(1212‐15頃)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by