覚知(読み)カクチ

デジタル大辞泉 「覚知」の意味・読み・例文・類語

かく‐ち【覚知】

[名](スル)
悟り知ること。
以心伝心作用によりて、之を―せんと」〈逍遥小説神髄
消防機関や警察が、火災事件などを認知すること。

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精選版 日本国語大辞典 「覚知」の意味・読み・例文・類語

かく‐ち【覚知】

  1. 〘 名詞 〙 迷いを脱して真理をつかむこと。また、事情をよく理解すること。気がつかなかったことに気づくこと。
    1. [初出の実例]「仏祖の行持にたすけらるると覚知せざるなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持)
    2. 「生物学上の出来事が潮の差引のやうに往来するものだと云ふことを、次第に切実に覚知(カクチ)して」(出典青年(1910‐11)〈森鴎外〉二四)

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普及版 字通 「覚知」の読み・字形・画数・意味

【覚知】かくち

さとる。

字通「覚」の項目を見る

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