親泊興照(読み)オヤドマリ コウショウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「親泊興照」の解説

親泊 興照
オヤドマリ コウショウ


職業
舞踊家

専門
組踊

資格
沖縄県無形文化財技能保持者〔昭和42年〕,重要無形文化財「組踊」技能保持者〔昭和47年〕

生年月日
明治30年 5月27日

出生地
沖縄県 那覇市

経歴
大正8年琉陽座に入団。昭和4年劇団結成。戦後、松竹海三劇団を結成し松劇団に所属。29年上京し、六本木に琉舞研究所開設、32年帰郷し研究所開設。組踊は音楽と舞踊韻文せりふから成る沖縄独特の伝統楽劇。琉球国劇とも呼ばれ、昭和47年に国の重要無形文化財に指定され、組踊技能保持者に認定された。

受賞
芙綬褒章〔昭和47年〕,勲五等旭日章〔昭和52年〕 南条舞踊賞(第1回)〔昭和37年〕

没年月日
昭和61年 12月17日 (1986年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「親泊興照」の解説

親泊 興照
オヤドマリ コウショウ

大正・昭和期の舞踊家



生年
明治30(1897)年5月27日

没年
昭和61(1986)年12月17日

出生地
沖縄県那覇市

主な受賞名〔年〕
南条舞踊賞(第1回)〔昭和37年〕,芙綬褒章〔昭和47年〕,勲五等旭日章〔昭和52年〕

経歴
大正8年琉陽座に入団。昭和4年劇団結成。戦後、松竹海三劇団を結成し松劇団に所属。29年上京し、六本木に琉舞研究所開設、32年帰郷し研究所開設。組踊は音楽と舞踊、韻文のせりふから成る沖縄独特の伝統楽劇。琉球国劇とも呼ばれ、昭和47年に国の重要無形文化財に指定され、組踊技能保持者に認定された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「親泊興照」の解説

親泊興照 おやどまり-こうしょう

1897-1986 大正-昭和時代の舞台俳優,舞踊家。
明治30年5月1日生まれ。13歳で中座に入団。新垣松含伊良波尹吉(いらは-いんきち)・玉城盛重(たまぐすく-せいじゅう)らに師事。昭和7年真境名由康(まじきな-ゆうこう)らと珊瑚座(さんござ)を結成した。沖縄芝居歌劇中城(なかぐすく)情話」や,琉球舞踊「加那ヨー天川」などを創作。47年国指定無形文化財「組踊」技能保持者。昭和61年12月17日死去。89歳。沖縄県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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