親海元素(読み)しんかいげんそ(その他表記)thalassophile element

日本大百科全書(ニッポニカ) 「親海元素」の意味・わかりやすい解説

親海元素
しんかいげんそ
thalassophile element

地球上に存在する元素うち海水に集まる傾向をもつ元素。塩素臭素ホウ素硫黄(いおう)(硫酸イオンとして)などがおもなもので、ヨウ素ナトリウムなどがそれに次ぐ。またこれをさらに地質学的にみて、長い期間にしだいに増加していく傾向にある元素(たとえばナトリウム)、供給減少とがつり合ってほぼ平衡にある元素(たとえばカリウム)、海のでき始めのころと比べて減少していく傾向にある元素(たとえばホウ素)の三つに分けることもある。

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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「親海元素」の解説

親海元素
シンカイゲンソ
thalassophile element

海水に集まる傾向をもつ元素.おもなものはCl,Br,B,Sで,次に続くものとしてI,Naがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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