デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「観理」の解説 観理 かんり 894-974 平安時代中期の僧。寛平(かんぴょう)6年生まれ。興福寺で出家し,法相(ほっそう)をおさめ,真言宗醍醐(だいご)寺の延敒(えんじょう)に三論(さんろん)と真言をまなぶ。醍醐寺座主(ざす)となり,応和の宗論では延暦(えんりゃく)寺の余慶と対論した。安和(あんな)元年(968)大僧都,翌年東大寺別当に任じられた。天延2年3月死去。81歳。俗姓は平。通称は東南院大僧都。著作に「唯識章」「三論方言義」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例