日本歴史地名大系 「観音島」の解説 観音島かんのんじま 石川県:七尾市鵜浦村観音島七尾南湾と富山湾を隔てる崎山(さきやま)半島北端、鵜浦(うのうら)町鹿渡島(かどしま)集落の北向いに近接する約二〇〇〇平方メートルの島。小口(こぐち)瀬戸を挟んで能登島と向い合う。東は富山湾・日本海に接する地理的条件から日本海の寒流と暖流の影響を受け、日本植物分布の北限・南限の植物を含む一一〇種が生息する貴重な島であるが、近年の環境の変化からイワダイゲキなどの植物が消滅した。観音堂(竜灯山花樹院観音自在寺)があり、堂内には観音菩薩・阿弥陀如来の木像が置かれ、鹿渡島の端鹿渡島(はなかどしま)の七軒が護持している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by