揚言(読み)ヨウゲン

デジタル大辞泉 「揚言」の意味・読み・例文・類語

よう‐げん〔ヤウ‐〕【揚言/×颺言】

[名](スル)声を大にして言うこと。公然と言いふらすこと。また、その言葉。「新時代到来を―する」

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精選版 日本国語大辞典 「揚言」の意味・読み・例文・類語

よう‐げんヤウ‥【揚言・颺言】

  1. 〘 名詞 〙 声をはりあげて、わざと人に知らせるように言うこと。公然と言いふらすこと。大げさに言うこと。また、そのことば。
    1. [初出の実例]「言語あららかに、口ばやく声高く、颺(ヤウ)言すべからず」(出典養生訓(1713)八)
    2. [その他の文献]〔書経‐益稷〕

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普及版 字通 「揚言」の読み・字形・画数・意味

【揚言】よう(やう)げん

大言する。言いふらす。〔逸周書、官人解〕面譽するは忠ならず、飭貌(ちよくばう)するは靜(まこと)ならず、~私多きは義ならず、揚言するは信寡(すく)なし。此れを之れを揆(はか)ると謂ふ。

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