託胎(読み)たくたい

精選版 日本国語大辞典 「託胎」の意味・読み・例文・類語

たく‐たい【託胎】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。母の胎内に宿ること。釈迦については、特に八相一つとする。八相成道
    1. [初出の実例]「世々生々。親近於新仏託胎之家」(出典江都督納言願文集(平安後)五)
    2. 「本の生は託胎羯邏藍の時にあるべし。託胎ののち、余の障縁なければ、かならず五位増長す」(出典:十善法語(1775)四)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「託胎」の意味・わかりやすい解説

託胎
たくたい

仏教用語。母胎胎児が宿ることをいう。釈尊の成道八相の一つで,釈尊が白象に乗って母后右脇から宿ったことをさす。

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