記問の学(読み)キモンノガク

デジタル大辞泉 「記問の学」の意味・読み・例文・類語

きもん‐の‐がく【記問の学】

記問にしかすぎない学問。消化されずに自分のものとなっていない学問。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「記問の学」の意味・読み・例文・類語

きもん【記問】 の 学(がく)

単に記問にすぎない学問。消化されず十分に自分のものになっていない学問。また、そのような学者
※古文真宝前集抄(1642)「たとひ広く書を読みても、義理を知らず、身にも行はぬは、記問の学とも云ひ」 〔礼記‐学記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

故事成語を知る辞典 「記問の学」の解説

記問の学

知識偏重の学問を、批判して指すことば。

[由来] 「礼記―学記」の一節から。「『記問の学(暗記しているだけの学問)』はでは、本物教師になることはできない」と述べたあと、教師は、学習者の状況に合わせた指導ができるようでなければならない、と戒めています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android